村田味噌株式会社

CASE 02

村田味噌株式会社

「数字の向こう側」まで寄り添う
- 伝統の味を世界へ広げる二人三脚のパートナーシップ

村田味噌株式会社の村田 雄一郎 代表取締役(以下 村田社長)に、同社の顧問税理士であるクレディシップ税理士法人(旧 鯉淵公認会計士税理士事務所)との関係性や、事務所の魅力について語っていただきました。

※当事務所は2025年1月に『鯉淵公認会計士税理士事務所』から『クレディシップ税理士法人』に社名を変更しました。

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Q:まず、村田味噌株式会社さんの事業概要と、商品づくりにおいて大切にしていることを教えていただけますか?

                   

村田社長: うちは1930年の創業以来、主に味噌の製造・販売を行ってきました。今は白味噌や赤味噌、赤だし味噌、調合味噌に加え、塩麹も手がけています。曾祖父の「周三郎商店」から始まり、創業当時からの「良い味噌をつくる」という教えを代々守り続けて、今では私が5代目としてその思いを引き継いでいます。
味噌は米、大豆、食塩といったシンプルな材料からつくられるので、素材の扱い方が非常に重要なんです。特に「麹を発酵させる寝かせ床がないと、いい麹はできないぞ」というのはずっと言われ続けてきました。大手企業さんは大量生産だから、手間と費用の問題があり、寝かせ床は採用していません。うちでも1回につくれる量には限りがあるので、どうしてもコストはかかります。でも、その手間をかけた味噌をつくることが、大手企業さんとも戦えている理由でもありますね。
私が会社に入ってから20年程ですが、基本的な製造方法はほとんど変わっていないんですよ。でも、製造工程の細かな部分には常に改良を重ねていて、時代やお客さんのニーズに合わせることも大切にしています。

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Q:名誉ある勲章も受章されて、とても素晴らしいですね。多くの評価がされている村田味噌さんですが、製品以外の強みは何だと考えますか。

                   

村田社長: 白味噌の消費地は関西なので、地元の方に知られていることは大きな強みですね。あと、お取引先の方からは「製品が安定していて、大きなトラブルがないから取り扱いしやすい」というお声があり、安心してお取引いただけることも強みの一つです。また、「村田味噌さんは対応が早い」とも、言っていただけます。例えば、企画書を依頼されたら他のメーカーさんは1〜2週間たっても届かない。でも、うちは当日中に私が企画書を作成して対応するので、とても驚かれます。

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Q:お取引先からの信頼感が伝わる素敵なお話ですね。村田社長は帳簿入力も自分でされているそうですが、クレディシップさんに依頼した経緯を教えてください。

                   

村田社長: 以前、税務関係の顧問をお願いしていた税理士の方が高齢で引退されることになり、その方の紹介でクレディシップの鯉淵さんと知り合ったことがきっかけです。税理士といえばベテランの方が多く、鯉淵さんは当時29歳と非常に若かったので、正直なところ最初は少し不安がありました。でも、ご紹介いただいた税理士の方は非常に真面目な方で、その方が「この方なら信頼できる」と自信を持って推薦してくださったので、その言葉を信じてお任せすることにしました。
鯉淵さんと話してみたら、とても気さくで柔軟な方だなと感じ、すぐにその不安はなくなりましたね。税理士の中には専門用語が多くて説明が難しい方もいますが、鯉淵さんは私が理解できるようにとてもわかりやすく説明してくれます。裏を返せば若いからこそ仕組みが変わってもどんどん吸収されていますし、何かあれば先回りして案内するなど迅速にサポートしてくれ、現場の味噌づくりに集中できるので本当に助かっています。

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Q:創業当初からの製法を軸に、時代の変化にも合わせているんですね。数々の賞を受けられていますが、特に思い入れのある賞はありますか?

                   

村田社長: そうですね。「農林水産大臣賞」や「農林水産省大臣官房長賞」など、毎年のように栄誉ある賞をいただいています。中でも思い入れがあるのは、業界の発展に貢献したということで、会長である父の村田一郎が授与した「旭日雙光章」です。
実は、事業の黒字が何期続いているかなどの審査項目があり、決算書の提出が必要でした。はじめのうち、父は断る気持ちだったんですが、こんな機会はめったにないからと、私が書類など全部手続きして東京に父を送り出したんです。それで皇居で天皇陛下から直接授与いただいて、家に帰ってきたら「良かったわ~やっぱり天皇陛下はオーラが違う」と言っていましたね(笑)

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Q:名誉ある勲章も受章されて、とても素晴らしいですね。多くの評価がされている村田味噌さんですが、製品以外の強みは何だと考えますか。

                   

村田社長: 白味噌の消費地は関西なので、地元の方に知られていることは大きな強みですね。あと、お取引先の方からは「製品が安定していて、大きなトラブルがないから取り扱いしやすい」というお声があり、安心してお取引いただけることも強みの一つです。また、「村田味噌さんは対応が早い」とも、言っていただけます。例えば、企画書を依頼されたら他のメーカーさんは1〜2週間たっても届かない。でも、うちは当日中に私が企画書を作成して対応するので、とても驚かれます。

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Q:お取引先からの信頼感が伝わる素敵なお話ですね。村田社長は帳簿入力も自分でされているそうですが、クレディシップさんに依頼した経緯を教えてください。

                   

村田社長: 以前、税務関係の顧問をお願いしていた税理士の方が高齢で引退されることになり、その方の紹介でクレディシップの鯉淵さんと知り合ったことがきっかけです。税理士といえばベテランの方が多く、鯉淵さんは当時29歳と非常に若かったので、正直なところ最初は少し不安がありました。でも、ご紹介いただいた税理士の方は非常に真面目な方で、その方が「この方なら信頼できる」と自信を持って推薦してくださったので、その言葉を信じてお任せすることにしました。
鯉淵さんと話してみたら、とても気さくで柔軟な方だなと感じ、すぐにその不安はなくなりましたね。税理士の中には専門用語が多くて説明が難しい方もいますが、鯉淵さんは私が理解できるようにとてもわかりやすく説明してくれます。裏を返せば若いからこそ仕組みが変わってもどんどん吸収されていますし、何かあれば先回りして案内するなど迅速にサポートしてくれ、現場の味噌づくりに集中できるので本当に助かっています。

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Q:顧問契約では、具体的にどのようなサービスを利用されているのか教えてください。

                   

村田社長: 3ヶ月に1度の面談と、会計入力データのチェック、決算申告書の作成や年末調整をお願いしています。先代の時からどのあたりに無駄にお金を使っているかわかるように記帳は自分でしていますが、会計ソフトに入力しておけば、あとは全部やってくれます。間違っていても気づいて修正してくれるので、最終的には見てくれるという安心感はありますね。

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Q:そういった双方向の関係性は安心感につながりますね。サポートいただいた中で、印象に残っているエピソードはありますか?

                   

村田社長: 3株式の承継をサポートいただいたことですね。事業承継の一環で先代の時から株式の保有が分散していることに課題があり、自分一人では解決が難しいと感じていました。ここでは、鯉淵さんの相方の田中さんが対応してくれて、当事者間では感情的になるようなことも冷静に見極め、最適な方法を粘り強く提案してくれました。相手の方にも納得していただき、長年の課題が解決したので本当に感謝の気持ちでいっぱいです。税理士としての枠を超えて、経営全般に関する話も親身に聞いてくれるので、とても信頼しています。
他にも3年程前から海外への販路拡大を考えていて、具体的に海外展開が決まった時には海外税務に関してもサポートをお願いする予定です。海外の税制は複雑で理解するには時間がかかり限界もありますが、クレディシップさんに相談したら「会計面は任せてください」とすぐに言われたので安心しています。商品のパッケージやどこに売るかなど、事業に集中できるのですごい安心感があります。会社の未来に関わる重要な問題に対しても、積極的に関わってくれる姿勢はとても頼もしいですね。
あと、司法書士さんをご紹介いただいた時も、申告などの手続きは税理士さんですが、田中さんが司法書士さんと連携してくれたので非常に楽でした。私から報告しなくてもいいので難しい話も伝言ゲームにならず、専門家同士で話してもらえるので助かります。

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Q:素晴らしい関係性ですね。村田社長にとって、クレディシップさんはどのような存在ですか?

                   

村田社長: 書類の作成から経営に関する相談まで、総合的にサポートしてもらえる頼もしい存在ですね。税制が変わった時にはすぐに案内があり、わからないことがあれば丁寧に教えてくれます。そのおかげで、今は数字面では何の心配もしてないです。取り組むべきことにしっかりと集中できるため、経営に欠かせないビジネスパートナーとして信頼しています。

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Q:基本の税務以外にも、幅広くサポートいただいているんですね。日常的な業務でも定期的にお会いしていると伺いましたが、どのような話をされていますか?

                   

村田社長: 3カ月に1度は面談していただいていて、会社の現状や今後の計画について相談することが多いですね。設備の入れ替えや退職者が出るといった、経営に関する細かな事柄でも気軽に話しています。
損益計算書一つ取っても、自分では「これで問題ないか?」と不安に思うこともありますが、田中さんが「これはこういった理由で大丈夫です」「ここは改善が必要です」といった具体的なアドバイスをしてくれます。税理士の視点からサポートいただけるので、とても安心感がありますね。
また、常にポジティブに物事を捉えて発言してくれ、気持ちの切り替えがしやすくなりました。精神的にも支えてもらっていると感じ、そういった面でも感謝しています。

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Q:経営に関しても気軽に相談できるのは心強いですね。クレディシップのスタッフの方々の印象はいかがでしょうか?

                   

村田社長: 現在は田中さんにメインで担当いただいています。良い意味で気を遣わないし、身内みたいに馴染んでいるからこそ何も思わない感じですね。家族とか親しい友達にも、そんなに特別な感情って抱かないじゃないですか。自然体で話せるので、自分の気持ちや状況をそのまま伝えられます。以前は税理士の方と会う際には少し身構える部分もあったのですが、今ではそういった緊張感はなく、見栄も張らずに等身大でお話しています。
みなさんのことは先生ではなく、鯉淵さん、田中さんって呼んでるんです。やっぱり先生だと自分たちも気を使いますが、そういうこともなく、変なことを言っても笑ってくれます。初歩的な質問も丁寧に聞いてくれますし、わからなかったらもう丸投げですよ(笑)
あと、海外進出に向けてレシピの考案も相談しています。自分たちでも考えたんですが、普段からずっと味噌に接していると、固定観念が出来上がっているんです。特に日本人に強いと思いますが、味噌といえばみそ汁のようなイメージが出てしまう。でも、外国の方はみそ汁を飲まないので、現地の食生活に合う使い方を示していく必要があります。
そんな時、うちの味噌が好きと言ってくれているクレディシップのスタッフさんから、味噌を使った料理レシピの提案をいただいたことがあるんです。提案時は、パワーポイントを使ってきっちり資料をまとめてくれて、さすがだなと思いました。そういった経緯で、数字面以外にもご協力いただいています。だから結構、無理を聞いていただいてますね。

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Q:素晴らしい関係性ですね。村田社長にとって、クレディシップさんはどのような存在ですか?

                   

村田社長: 書類の作成から経営に関する相談まで、総合的にサポートしてもらえる頼もしい存在ですね。税制が変わった時にはすぐに案内があり、わからないことがあれば丁寧に教えてくれます。そのおかげで、今は数字面では何の心配もしてないです。取り組むべきことにしっかりと集中できるため、経営に欠かせないビジネスパートナーとして信頼しています。

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Q:最後に、クレディシップさんに対する今後の期待をお聞かせください。

                   

村田社長: 税務に関しては満足しているので一方的な期待にはなりますが、今後クレディシップさんの顧問先が増えていく中で、ビジネスマッチングのような顧問先同士をつなげる取り組みがあればさらにうれしいですね。
私自身、新たなお取引先を開拓する際、信頼できる人からの紹介であれば安心してお話できます。特に新規開拓に課題を抱える企業さんは多いと思うので、クレディシップさんを通じて企業同士の交流の輪が広がり、みんなで盛り上げていけるようなことができると面白いですよね。

本日は貴重なお話をありがとうございました。クレディシップさんとの強固な信頼関係が、事業の安定と発展の支えとなっていることを感じることができました。

村田社長: こちらこそ、ありがとうございました。このインタビューを通して、改めてクレディシップさんとのパートナーシップの重要さを実感しました。私たちが築いてきた関係性を今後も大切にし、幅広くサポートいただきながら、さらなる発展を目指していきたいと思います。

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株式会社丸留

CASE 01
株式会社丸留

「ファミリー」のような存在
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株式会社丸留の西口 敦 代表取締役(以下 西口社長)に、同社の顧問税理士であるクレディシップ税理士法人(旧 鯉淵公認会計士税理士事務所)との関係性や、事務所の魅力について語っていただきました。

Litakara株式会社

CASE 03
Litakara株式会社

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Litakara株式会社の宮本 昇 代表取締役(以下 宮本社長)に、同社の顧問税理士であるクレディシップ税理士法人(旧 鯉淵公認会計士税理士事務所)のサービスを導入して得られた成果や、担当スタッフの魅力を語っていただきました。